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2013年09月04日 総論発表

教務 職員のWangさんと東原の共著の総論(miniReview)が9/3付けで、英国学術雑誌Polymer Chemitry (RSC出版)からOn-lineで発表されました。

 

タイトルは「Synthesis of all-conjugated donor-acceptor block copolymers and their application to all-polymer solar cells(全共役系ドナー・アクセプターブロック共重合体の合成と全ポリマー太陽電池への応用)」で、最近2~3年の材料の新合成法と有機太陽電池への応用について紹介しています。

 

アブストラクトはこちら。
http://pubs.rsc.org/en/Content/ArticleLanding/2013/PY/C3PY00979C

 

本分野は、国内外で競争が激しく、少なくとも10グループくらいが類似研究に参画しています。

全ポリマー太陽電池は、コスト高で光吸収効率の低いフラーレン分子を用いない、光電変換層がすべてポリマーでできた低コスト高効率有機太陽電池につながる夢の新技術です。実現するためには、低コスト合成法確立とエネルギー変換効率向上が極めて重要です。

我々は合成法の改善、簡便化の徹底を図り、さらに理想のナノ構造を光電変換層に取り入れ、エネルギー変換効率を向上させるべく、研究を続けています。

 

文責:東原