長期インターンシップinノルマンディー 第2話「CERDATO」
みなさん、ご無沙汰しております。宮根です。
更新が滞ってしまい申し訳ありません。
今回は私がインターンシップを行っている、CERDATOについて報告したいと思います。CERDATOはベルネーから車で10分程行った所にあるセルキニーというさらに小さな町にあります。私は毎日Arkemaで働いている方の誰かしらの車に同乗させていただいております。皆さん本当に毎日ありがとうございます。。。
ちなみにCERDATOの周りは非常にのどかで、敷地の真横では牛が飼われていたりします。
CERDATOは前回お話ししたように、R&Dセンターおよびプラントを有したArkema社の拠点であり、Arkema社の前身であるATO CHIMIE時代の1979年に建設され約40年の歴史があります。ここではポリアミドをはじめとするエンジニアリングプラスチックの研究開発および製造が行われています。
写真で見て道路を挟んで左上がR&Dセンターのある研究棟、右がプラントで私は普段、左上にいます。
この拠点では約250人が働いており、その中で80人がエンジニアであり、さらにその中で50人が博士保持者だそうです。最近ようやく、皆様の名前をある程度覚えました。覚えても発音出来ない名前の方もいらっしゃいますが。。。
R&D部門の中でも「重縮合」「コンパウンド」「プロセッシング」「分析」などのグループがあり、私は重縮合グループでポリアミドに関する研究を行っております。
印象的なのは、エンジニアとテクニシャンとが完全に分業されているところでした。エンジニアは実験室とは離れた所にそれぞれ個室を持っており、どちらかと言うと管理的な仕事をしているようです。一方で実際に実験を主に担うのは、テクニシャンで彼らは、実験室横に居室を持っています(こちらは大学の研究室の学生居室のようなイメージ)。ちなみに写真は私の居室です。
また、企業のため安全管理から情報管理まで規則がとても多いです。論文1報入手するためにも多くの手続きがいります。その意味では大学がいかに自由で、すばらしかったかを思い知らされました。
昼食は皆で、道路を挟んでプラント側にある食堂に行きます。4ユーロ(約500円)で前菜、メイン、副菜、デザートから1品ずつ選べます。とてもお腹一杯になれます!
味についても想像できないことがあるので、当たりを引くとおいしいのですが、外れを引いたときはしんどいです。量も多いので。。。この辺りはギャンブルです。
また、勤務時間ですが、朝は8時~9時頃に仕事をはじめます。夕方は早い人(テクニシャンに多い)で16時くらいには帰り始めます。そして、遅くとも19時には研究所を出ないといけないそうです。そのため、皆さん勤務時間中は集中して仕事を行っている印象を受けました。
今回は以上です。
次回、第3話「外出」