上田研卒業生、現東工大有機材料・松本研D1・相羽誉礼さんの論文がWiley出版社・学術雑誌Journal of Polymer Science Part A: Polymer ChemistryのEarly viewに掲載されました!

http://onlinelibrary.wiley.com/journal/10.1002/(ISSN)1099-0518/earlyview

相羽さんは動的粘弾性測定装置を使用する実験のため、山形大工学部に来ています。

　タイトルは、「Improvement in Semipermeable Membrane Performance of Wholly Aromatic Polyamide through an Additive Processing Strategy（添加剤プロセス法による全芳香族ポリアミドの半透膜特性向上）」です。

著者：Motohiro Aiba, Takahiro Tokuyama, Susumu Baba, Hidetoshi Matsumoto, Hiroki Tomioka, Tomoya Higashihara, and Mitsuru Ueda

　本論文は、浸透圧発電や濃度差を利用したエネルギー回収に将来役立つ可能性のある高分子の合成、薄膜作製法と透水評価についてまとめていて、従来の発想にない超薄膜形成術と添加プロセスの工夫により、半透膜としての透水性能を発現したもので、全芳香族ポリアミドの均一・単一・自立超薄膜の透水現象に詳しく言及した世界初の例です。

　相羽さんに代わり、本研究のご支援いただきました内閣府・最先端研究開発支援プログラム（FIRSTプログラム）http://www8.cao.go.jp/cstp/sentan/about.html及び日本学術振興会（JSPS）http://www.jsps.go.jp/に感謝いたします。また、半透膜作製、透水評価を行なっていただきました東レ株式会社様に厚く御礼申し上げます。

　東原