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2016年08月31日 サンタバーバラ留学記その1

D2の後藤です。

2015年8月から2016年6月までカリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)のHawker研究室に留学し、材料合成から特性解析まで幅広く勉強してきました。福田君のミネソタ留学記が好評なので僕も10か月間の出来事をいくつかに分けてアップしていこうと思います。実際に行った人の体験談を読んで、留学に行きたくなる人が少しでも増えると嬉しいです。

私の滞在していたサンタバーバラはロサンゼルスから車で3時間くらい北にあるほどよい田舎町です。日本からはサンフランシスコもしくはロサンゼルスまで行き、そこから国内線に乗り換えて行くことができます。13~14時間くらいかかります。毎日カラッとしていて雨はほとんど降りません。昔スペイン領だったのでダウンタウンには今なおスペイン風の建物が数多く残っています。白い壁とオレンジ色の屋根、それに加えて快晴の青空は本当にきれいでした。近くにリゾート地があるせいか家賃がとんでもなく高いので、大学の真横のアパートにアメリカ人2人とメキシコ人と一緒にルームシェアをしていました。4人で割っても大田区の相場以上という高さでした。

ここの左下に4人で住んでいました。

 

UCSBは立地だけでなく学術的にも高い評価を受けており、2000年に導電性高分子の発見と開発で白川英樹先生と一緒にノーベル化学賞を受賞されたAlan Jay Heeger先生やGaN系の青色LED等の発明で2014年にノーベル物理学賞を受賞された中村修二先生も在籍しています。キャンパスはとても広く自転車がないと家と研究室の往復も一苦労です。坂や段差がほぼないのでスケボーがやたら主流になっており男女問わず多くの学生がスケボーで通学していました。スーツで生のニンジンを食いながらスケボーに乗るインド人がいるほどです。

 

Hawker先生の居室やゼミをする部屋がある建物です。最近新しくなりました。

 

Hawker研は4つの建物に研究室および居室を持っており、僕はこの写真中央の建物で実験していました。目の前には大きな芝生が広がっており学部生がスポーツをしたり寝たりしています。よく見かけたのがクィディッチサッカーです。ハリーポッターよろしく箒を股に挟み、その状態のままサッカーをするスポーツです。ぶつかったり転んだりしたらとても痛そうです。

 

キャンパスの下、そこはすぐにビーチ。そう、サンタバーバラならね。

 

英語が全く分からず別の言語のように感じ意思疎通にだいぶ苦労しました。

このレシートは学内のYoshinoyaに行ったときのものです。日本ではなじみがありませんが注文した食べ物が出来上がったときに番号ではなく名前を呼ばれます。注文時に「EISUKE」と頑張って伝えましたが「DIHUK」になってしました。そのくらい伝わりません。これ以降飲食店ではMIKEと名乗りました。

このような感じで留学生活が始まりました。

 

後藤

 

サンタバーバラ留学記その2(http://higashihara-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/view.cgi?p=262)

サンタバーバラ留学記その3(http://higashihara-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/view.cgi?p=263)

サンタバーバラ留学記その4(http://higashihara-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/view.cgi?p=268)

サンタバーバラ留学記その5(http://higashihara-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/view.cgi?p=269)

サンタバーバラ留学記その6(http://higashihara-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/view.cgi?p=274)

サンタバーバラ留学記その7(http://higashihara-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/view.cgi?p=275)

サンタバーバラ留学記その8(http://higashihara-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/view.cgi?p=287)