山形大学大学院理工学研究科東原研究室 | サンタバーバラ留学記その3

2016年09月15日サンタバーバラ留学記その3

アメリカに来たからには自然を満喫したいということで友達とハイキングに行ったり日本ではやったことのなかったサーフィンを始めたりしました。

サンタバーバラは海と山に囲まれた地形をしており、その山の頂上にLizard’s Mouth （http://www.hikespeak.com/trails/lizards-mouth-santa-barbara/）というハイキングコースがあります。頂上付近にトカゲが口を開けたような形の岩があることからこの名前がついています。頂上からの眺めはとても綺麗で、下にはサンタバーバラ近郊、その向こうには海が広がり、さらにその向こうにはチャネル諸島（国立公園）が見えます。

あとでわかったのですが僕以外の二組の男女はカップルで、しかも犬には威嚇されました。

この写真はある日のサーフィン後の様子です。ウェットスーツを着ないとお腹と胸が擦れてとても痛いです。一緒に映っているのはハウスメイトですが二人とも意図せずハイキングのときと同じポーズと位置を取っています。ビーチは日によって大量の海藻が打ち上げられていたり水が濁っていたりしましたが基本的に綺麗で毎週末ハウスメイトとサーフィンをしていました。実際のところスノーボードの数倍難しく、立ちあがるまでに一か月くらいかかってしまいました。

また、この辺りは石油が良く採れるらしく、稀に製油所からオイルが漏れだし、ビーチが汚れて問題になっているそうです。その関係で製油所に関して調べてみたのですが、第二次世界大戦中に旧日本軍が魚雷を打ち込んで爆破した製油所がすぐ近くにあったことが分かりました。（https://ja.wikipedia.org/wiki/アメリカ本土砲撃）

「1942年2月23日、ルーズベルト大統領のラジオ放送中に日本の潜水艦がこの製油所を砲撃した。外国によってアメリカ本土が攻撃されたのは1812年以来だ。」と書いてあります。正直、アメリカに行くまでは歴史に関して表面的なことしか知らず、そんな自分が恥ずかしく思え、アメリカやスペイン語圏の歴史に関して興味を持ち勉強するきっかけになりました。

ちなみにこの看板はビーチから少し離れた藪の前に立っていたのですが、すぐ脇に女性ものの水着が脱ぎ捨てられていました。日本の潜水艦に砲撃されたこの場所で一体何が砲撃されたというのでしょうか。