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2014年07月03日 過酷な旅を乗り越え~その2~弘前南高校訪問

 今度は、青森県弘前市にあります県立弘前南高校にやってきました。

http://www.chunan-w.asn.ed.jp/~minami/

 米沢から福島、福島から仙台、仙台から新青森と3つの新幹線(つばさ、やまびこ、はやぶさ)を乗り継ぎ、さらに奥羽本線で新青森から弘前に出て、そこからバスで揺られること30分。トータル4時間強かかって、ようやく目的地に着きました。4時間あれば、米沢-東京往復できますね。東北がいかに広大か分かります。まあそれでも山形新幹線が出来る前や東北新幹線が青森まで延びてなかった昔は日帰りは不可能だったことでしょう。新幹線に感謝。

 

 目的は「大学出前講義」のためで、「電気を生み出すプラスチック」と題し、1時間程度なるべく分かりやすく有機太陽電池について解説させていただきました。控室で出番を待っていると、2人の男子学生がおそるおそる(?)来て、教室まで案内してくれました。お二人どうもありがとう!聴講生は20名くらいでしょうか。そして教頭先生が一番後ろの席に・・・教頭先生=学校で2番目に偉い人。緊張するではないですか・・・と思いながら授業開始。昼の2:30からなので、眠くなる時間帯でしたが、皆さんまじめに話を聞いてくれました。最後10分の質問タイム、学生さん全員に緊張が走り、一番最初に「はい!」と大きな声で男子学生が「有機太陽電池はエネルギー変換効率悪いんですか?」と質問してくれました。次に手を挙げた学生の質問は「いつ頃、実用化できますか?」

 ものすごくNED○みたいな鋭い質問でしたね。解決すべき問題点がたくさんあり、なかなか厳しい有機太陽電池の現状と、有機-無機ハイブリッドの可能性を含ませ、つたない回答をしました。こういう質問をできる学生さんはモノの本質を見抜く力があり、将来が楽しみですね。どこかで再会できることを願っています。

 

東原